思い込みはケガのもと。保険見直しのスタートは商品選びではない件

保険は、何かしら入っておくもの。
そんな感覚って、けっこう多くの人の中にあると思います。
私もそうでした。「保険に入るべき」という前提がまずあって、そのうえで、どの保険にするか、いくらまでなら払えるかを考える、という感じで。
でもあるとき、ふと思ったんです。
毎月必ず支払うお金の中に、無駄なものってホントにないのかな。
あるなら、それをやめるだけで、もっとお金が貯まるよな…
そんなことを思いながら、残高を眺めていた記憶があります。
英語にあこがれて
話は変わりますが、昔から英語が好きで、憧れていました。(教科ではなく、言葉そのもの)
あの音というか、響きというか。
いつかカッコよく話せるようになりたいなーと、小さい頃から思っていたんです。
けど、それなりに頑張ってはみたものの、「話すこと」はどうしてもうまくならず。
こりゃ無理だなと悟ったのですが、でも英語を聴くことは好きだったし、聞き取れるようになるのも楽しかった。それがいつしか、TOEICにはまってしまいました。(スコアが出て、上達したような気持ちになれるので)
長文が苦手すぎ問題
TOEICのリーディングパートは、とにかく問題数が多くて、迷っている暇はありません。
テンポよく、どんどん解いていかないと、最後までたどり着けない。しかも後半は、長文がいくつも続きます。
昔、英検や受験英語の長文読解で、こう教わった人も多いと思います。
- まず設問を読む
- それから長文を見て、答えが書いてありそうなところを探す
私はこれがすごく苦手でした。
日本語の文章ですら、「このへんに答えがありそう」と探すのは簡単じゃないと思うのだけど、まして英語の長文です。
このへんかな?
いや、こっちかな?
え、結局どこよ…
毎回、迷子の子羊でした。
それでも、「全部読んでたら時間が足りないでしょ」という、どこかで教わった固定概念が離れず、そういうもんだと思っていました。
疑いもしなかったけれど、いつまでたってもうまくできない。そして、長文読解が大の苦手になりました。
長文克服の理由
ところが、時は流れて、すっかり大人になってから、TOEICのカリスマ講師・濱崎潤之輔先生の教えで、考え方がひっくり返りました。
順番が逆だったんです。
- 長文を頭から最後まで全部読む
- 設問はそのあと
どんなに長くても(いや、長いからこそ)、まず読まないとストーリーがわからない。
話がわからないのに、「答えがどこにあるか」なんてわかるはずがない。
言われてみれば、めちゃくちゃシンプルです。
もちろん、「意味がわかる程度に速く読む」ためのトレーニングは必要です。
でも、そうやって愚直にガシガシ読むことを繰り返すうちに、あの大量の問題を解くことは不可能じゃなくなってくる。スゴイことだと思いました。衝撃です。
そして、「まず設問から読め」って、あれは何だったんだろう…
腑に落ちないことを、そういうもんだと思い込んでいた。これもまた、今思えば逆の衝撃ですね。バカだなって。
保険にもある思い込み
保険のことを考えるときも、似たような思い込みがある気がしています。
- 掛け捨てはもったいない
- お祝い金があるとうれしい
- 保障は広い方が安心
- 年を取ったら病気になりやすい
- 保険は少しでもあった方がいい
いつの間か刷り込まれている、こういう感覚。
もちろん、病気になったらお金はかかるし、保険に入っていて助かった、というケースもあると思います。
ただ、何でもかんでも「保険があれば安心」ではなくて、少し立ち止まって考えてみてもいいと思うんです。
これってどうしても必要なんだっけ?
いざという時、本当に救われるのか?
みたいなこと。
立ち位置を変えてみよう
不安な気持ちで考えると、保険は「ほしい、ほしい、絶対必要!」になってしまいます。
- 病気になったらどうしよう
- 障害を負ったらどうしよう
- 夫や妻に万が一のことがあったらどうしよう
考え出すと、きりがありません。
心配だから、なるべく広く、保険で備えておきたい。
できればあっちも、そうそうこっちも。
この気持ちってすごく自然なので、「だからあえて」立場を変えて考えてみるといいです。
不安を抱える当事者ではなくて、そういう不安を持った人に向けて商品を作る「保険会社」の立場だったら、どう考えるか。
たとえば、年をとって、いつ病気になったり亡くなったりしてもおかしくない人が入れる保険を作るとします。
その商品の責任者が、もし自分だったら。
- 病気になる可能性が高い人向けなら、保険料は安くできない
- 値ごろ感を出すなら、保障期間を短くするか、途中で(そっと)保険料が上がるしくみにする
- 給付金を払う場面が多そうなら、支払い条件を厳しくするか、支払う金額を少なくする
- 保険料は、できれば先にまとめて払ってもらいたい
- そして、安心感のある言葉で、魅力的に見せて売る
商品を作る側からすれば、そういう設計になっていくのだと思います。
保険会社が悪いとかではなく、自然なことですよね。
こちらから「安心」と見えているものの裏側には、さまざまな計算があって、その分はちゃんと保険料に入っています。
単純におトクなんてことは、そうない。(あったとしても、ちょっとだけ)
ここは心しておきたいと思うんです。
まず見直すべきこと
- 保険は入るべき
- 掛け捨ては損
- 保障は広い方がいい
- 年を取ったら保険が必要
せっかく保険を見直すなら、こういう「なんとなく正しそうな考え方」を、一度疑ってみるといいです。
かつて私は、長文問題を解くことは、ずっと「無理、できない」と思っていました。
でも、それは英語力だけの問題ではなくて、「こうするべき」という勝手な思い込みに縛られていたことも大きな原因です。
その思い込みが外れたとき、やることはすごくシンプルになりました。
保険も同じように、最初から「入るものだから」ではなく、本当に必要な部分はどこなのか。見直すべきは、まずそこなんだと思います。
あなたの中にも、疑ったことのない「べき」、ありませんか?








