投資信託を始める前に|買い方や商品選びのポイント3つ

預金以外のお金の運用を初めて行う時、ちょっとドキドキしますよね。

しっかり下調べをする人から、ふわっと始めちゃう人まで、色々だと思いますが、最初の段階で「誰に話を聞くか、どこから情報を得るか」はとても重要なポイントです。

私は15年ほど前に、はじめて投資信託を買いました。

当時、投資信託が何なのかもよく理解せず、ただ預金よりも少し増えたらいいなぁという軽い気持ちで、青い大きな銀行の窓口で「毎月分配型」という投資信託を大人買いしました。

これ、完全にダメの見本です。

自分から銀行窓口に行くという時点で「買う気満々」、しかもほとんど情報を持たない素人ですから、担当の人も楽勝の提案だったと思います。

あまり悩みもせず、毎月おこづかい(分配金)が出るタイプの投資信託を手に入れました。

振り返ると、サブプライム問題が明るみに出る少し前で、わりと世の中の景気が良いタイミングでした。

最初の1年くらいは、そこそこ分配金が出ていて、投資信託の成績も良かったんですね。

ところが、その後のリーマンショックで経済は一転、おこづかいどころか、元本がどんどん下がり続ける局面に入ります。

ガタガタに下がってしまったものを何ともできずに、とりあえず数年間持ち続けましたが、ちょっとだけ増えたらいいな、の希望は完全に散りました。

そしてようやく、自分なりに情報収集や投資信託のアドバイザーに相談したりを経て、「良くない商品」といつまでも付き合うのは時間がもったいないという結論にいたって、売却しました。

その後は、やり方をあらためて、毎月少しずつの長期投資を続けています。

言わずもがなですが、こういう買い方をしなければいいわけでして、何がいけなかったのか理由を整理しますね。

いきなり銀行窓口で買ったこと

何も知らない状態だと、その場で説明されたことがすべて正解になってしまいます。

理想を言えば「しくみを理解してから」になりますが、事前に詳しい人に聞くのでもいいし、本やネットでざっくり知っておくだけでも全然違います。

そして、相談する人を誰にするかは、少し気をつけた方が良いですね。

私の場合は、対面で色々相談できると思って窓口に出向いたものの、結果的に相談というより、全面的に銀行オススメの毎月分配型ファンドの提案を受けただけでした。

自分なりの判断基準を持たずに、いきなり販売店に「相談」に行くのはNGです。

投資信託に限らず、民間の保険や住宅の購入といった場面でも同じですね。

金融商品を売る立場の人は、買う側のあなたとは利益が反対方向にあります。

商品知識はあなたよりも断然上のはずですから、売りたい商品に誘導ができるかもしれません。

自分を守るという意味で、どうしたら良いかな?という相談は、商品の販売とは関係のない人にするのが良いと思います。

「毎月分配型」の投資信託だったこと

これが一番の問題点、商品自体がしょーもなかったということです。

先々の運用で利益が出るか、損失が出てしまうかは、未来のことなので誰にもわかりません。

ですが、「毎月〇円の分配金を出しますよ」と最初から約束している商品は、運用成績が良くても悪くても、毎月契約者にその分配金を払い出さなくてはいけません。

利益が出ていれば、その利益の中から分配金を出せますが、損失が出ている時は、分配金を出す源となる利益がありません。

なので、儲けがない時は元本部分から分配金を払い出すことになります。

元本とは、契約者がその商品を購入した代金そのものですよね。

毎月決まった分配金を出すと、その分運用できるお金が減ってしまうので、結果的にお金が増えにくい商品になってしまいます。

投資の目的は、月々のおこづかい(分配金)ではないはずですし、そのために全体を目減りさせてしまっては本末転倒ですよね。

投資信託は、ぜひ毎月分配型ではないものを選びましょう。

一度にまとめ買いしたこと

いっときに買ってしまうと、その瞬間から、一気にリスク(価格が上がったり下がったりすること)を背負うことになります。

景気が良くて価格が上がっている時はさておき、ぐんぐん下がってしまう局面では何とも不安な気持ちに苛まれます。

ある程度下がっても、家計的・精神的に耐えられるように、そこは投じる金額とタイミングでコントロールすることができます。

投資にかかりっきりになれない、働くことが本業の私たち普通の生活者にとって、お金の運用に関する不安やストレスはできるだけ小さく抑えたいですよね。

まとまった資金があるからといって一度に集中して買うよりも、「長い時間をかけて少しずつ積立てていく」スタイルに徹することが、大きく踏み外すことなく続けられる秘訣と思います。